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2005.05.01

寄席へ行こう~その1

 「タイガー&ドラゴン」を見て、落語に興味を持った方。
 この春、東京に出てきた方。
 東京では、一年中落語を聴ける場所がアチコチにあります。
 実際に足を運んで、生の落語を聴きに行ってみませんか?
 寄席通い2年目のわん吉が、落語初心者の方に寄席の案内をさせていただきます。

 ※寄席通いの諸先輩方へ、なんせ真面目に落語を聞くようになって日が浅いものですから間違いや誤解しててもわかりませんので、遠慮なくご指摘ねがいます。

 えー、今回紹介したい寄席は、定席とも呼ばれる上野・鈴本演芸場、浅草・浅草演芸ホール、新宿・末広亭、池袋・池袋演芸場の4ヶ所です。 これらの寄席は大晦日を除いて一年中営業してますので、いつ行っても落語を聴くことができます。

 まず、寄席に行く前に、ちょっとした知識を・・・

い:落語家の所属
 東京の噺家さんは4つの団体のいづれかに所属しております(若干フリーの方もおりますが・・・)大きい順から、落語協会、落語芸術協会、立川流、円楽一門の4つです。 どんな、噺家さんが所属しているか「笑点」のメンバーで紹介しますと・・・

   落語協会:林家こん平、林家木久蔵、林家たい平
   落語芸術協会:桂歌丸、三遊亭小遊三
   円楽一門:三遊亭円楽、三遊亭楽太郎、三遊亭好楽

立川流のメンバーはいませんが、家元は立川談志、四角い容器のインスタント焼きそばのCMでおなじみの立川志の輔が知名度の高いところだと思います。
                                                            (敬称略)
 上にあげた4つの寄席のうち鈴本演芸場は落語協会単体の興行、他の3つは落語協会と落語芸術協会が10日毎交互に興行を行っています。 池袋はちょっと変則的ですけど・・・。
 立川流と円楽一門は他の場所で落語をしていますが、今回は紹介しませんのであしからず。

ろ:身分制度
 東京の噺家さんには基本的に年数によって身分が決められていて、厳格な上下関係が存在します。

 前座:師匠に入門して修行を始めたばかりの噺家さん、期間は4,5年。
     楽屋の雑用や師匠や兄弟子の手伝いをしながら修行をします。寄席の開演前に高座に上がって
     噺をしますが、まだ、プロの身分ではないのでプログラムには名前は出ません。
     人間扱いされず辛い期間だそうです、最近は入門する人の高齢化が進んでいるそうです。

 二つ目:寄席で前座に続いて2番目に高座に上がるので2つ目というそうです。期間は10年前後。
      ここで初めて紋付の羽織を着ることができ、プロの噺家さんとして認められます。
      また、自分の名前の入った手拭いをつくることもできるようになるそうです・・・自分のヒイキの
      噺家さんの手拭いは欲しいところです。
      ちなみに寄席には昼の部、夜の部ともに1人ずつしか出演しないので同じ噺家さんを寄席で観る機会
      がガクッと減ります。

 真打:二つ目から昇進すると真打と呼ばれ、他の人から「師匠」と呼ばれるようになります。
    また、昇進するときには寄席で真打昇進披露口上が華やかに行われます、一見の価値はあります。
    今年は5月に落語芸術協会と円楽一門の真打昇進があり、9月には落語協会の真打昇進がありともに披
    露口上が寄席で行われます。
    ここまでくると、廃業したり亡くなったりするまではずっと真打のままです。 

は:色物さんたち
 寄席は噺家さんだけ出演することはなく、色物と呼ばれる芸人さんも出演されています。 人数は噺家さんのほうば多いのですけどね。 ざっと、有名なところをあげますと・・・

  漫才:まぁ、おなじみの漫才です。 コンビ、トリオ、ボーイズ、夫婦、コントと様々です。

  漫談:一人で喋りをする人。

  講談:落語と違って、釈台をハリ扇でバンバン叩きながら話をする芸。 上手く書けなくてすみません・・・汗

  俗曲:三味線を弾きながら歌を唄います。 津軽三味線とは違います。 小唄、端唄、新内、都々逸etc

  太神楽:ご存知、海老一染之介染太郎で有名ですね。他に言うことはありません(笑)

  奇術:マジックのこと、これも説明いりませんね(笑)

  紙切り:紙とハサミで様々な形を生み出す芸。 結構、新しいこと注文しても切ってくれます。

 他にも、ものまね、ギター漫談、マリオネット、似顔絵漫談、ノコギリ演奏、曲独楽etcと多種多様な色物さんが出演して寄席を盛り上げます。

に:興行期間
  寄席は1ヶ月を10日に区切って興行を行っています1日~10日は上席、11日~20日は中席、21日~30日は下席と呼びます。 31日は寄席毎に特別な興行を行ったりしています。
  ちなみに、正月は1日~10日を初席、11日~20日を二ノ席と呼びます。
 
ほ:代演
  基本的に10日興行なので、出演者が他の仕事のため代わりに他の芸人さんに出演してもらうことがあります。 なので、せっかくヒイキの噺家さんが出ているのに観に行ったら代演だったということが結構あったりします。落語芸術協会は、なるべく代演を無くそうと5日で区切って興行していたりします。
 当日の出演者は寄席のHPや協会のHPで確認できるところもあるので、観に行く前にチェックしておくと期待はずれになることは少ないでしょう。                                                     
                                                       その2へつづく・・・

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