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2005.01.20

「唐招提寺展」

1月20日(木) 「唐招提寺展」 上野 東京国立博物館
 今年初の国立博物館へ、年間パスポートで特別展を1回限り年六回まで入場できるのでさっそく使用することに。
思ったよりも混雑はしていない感じですが、テレビで紹介されると平日でもどっと混むんですよねぇ・・・とりあえずラッキってことで・・・

 入場口で年間パスポートに判を押して貰って入場、いつものごとくロッカーにカバンやコートを突っ込み首から単眼鏡をぶら下げて観覧スタイルに・・・会場になっている2階に上がる階段には入口正面から入って見ると蓮の花が咲いているように見える細工がされていました。 
 2階の開場入口で音声ガイダンスを借りて装着、さっそく中へ・・・

 入るとすぐに「唐招提寺」の勅額が、孝謙天皇から賜ったものだそうです、通路を歩いて行くと等間隔に並んだ柱が目につきます金堂の堂内を再現した配置になっていて柱もその演出の一部です、普段は外から拝観する金堂の諸仏ですが、ここでは中に入って拝観するという趣旨みたいです。 展示されているのは本尊の盧舎那仏坐像、梵天立像、帝釈天立像、四天王立像の持国天、多聞天、広目天、増長天です。 本来ある場所にあれば手をあわせて拝むのが自然ですが、美術館や博物館に展示される仏像を拝む人を見たこと無いんです・・・どのあたりに線引きがあるのか自分でも曖昧で不思議です。 ちなみにこういう場所では普段見られない仏像の背中を見ることのできるのでかならず後ろに回ることにしてます、寺院などでこんなことしたら怒られますから(笑)余談ですが中国の石でできた仏像の背中には様々な人の名前が彫られてました、上の方は絵入りで大きく下に行くほど小さくなってました・・・想像ですが作るときに寄付をした人の名前だったんですかねぇ・・・あながち間違っていない気もします(笑)
 
 この部屋を出て、通路沿いに唐招提寺の歴史を斜めに見ながら次の部屋へ・・・

 ここでは、金堂の平成大修理の解説がメインです写真や金堂の模型、出土した瓦や解体した金堂の部分を展示してます。この部屋を出ると、一休みのミュージアムグッズコーナー・・・最近はキーホルダーやしおり、絵葉書以外にも様々なグッズが豊富で楽しいコーナーです♪ トートバックが結構いいデザインしてました。

 次はVRシアター、金堂と御影堂をCGで再現した15分ほどの映像です。御影堂の内部の再現では東山魁夷の障壁画も美しく再現され、まるで中に入って眺めているよう・・・思わず、感嘆のため息が出てしまいました・・・一般人では中に入ることもできないので貴重な体験です。

 次の部屋は、鑑真和上坐像が安置されている御影堂の再現です。中に入ると東山魁夷の障壁画がずらり展示されていて、その美しさには語る言葉がでてきません・・・日本の風土の象徴として海の「濤声」山の「山雲」、鑑真和上の故郷中国の風景を墨一色の水墨画で描いた「揚州薫風」「桂林月宵」「黄山暁雲」・・・全て素晴らしいとしか言いようのない作品です。 
 当然、鑑真和上坐像もガラスケースの中に入れられて安置されており、静謐なたたずまいが見る人を引きつけて、前から立ち去りがたい気持ちにさせられます。

 なんとなく軽い気持ちで観に行ったのですが、思いも掛けずに素晴らしいものに出会えて、大満足です。とくに東山魁夷の障壁画は、もう一度観に行ってみたい気持ちに駆らるほど素晴らしく、いつ行くか検討中です。

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